部会長からのメッセージ
2012年夏期セミナーでの部会紹介スライドを掲載しました(こちら)。
生理人類学的なものづくりについて一緒にディスカッションしませんか?
活動内容
三位一体のものづくり
ものづくりは、使用者、製作者、研究・開発者の三者が連携して行う三位一体のアプローチが理想です。生理人類学会の会員にはこの三者が所属しており、常に多面的なディスカッションが行われています。
生理人類学的なものづくり
つくられたものは実際に使用して評価をされなければなりません。さらにそれ以前に、何を作るべきか、どのように作るべきか、といったまだ存在しないものを作る際の拠り所が必要です。生理指標、心理指標、行動視標などの生理人類学における様々なヒトの測定方法とその解釈に基づき、ヒトを多面的かつ客観的に評価しながらものを発想し、作ること、それが理想です。
私たちの考え
研究部会としてのものづくりの考え方は、下記論文にまとめられています。新しい製品や環境を発想あるいは発表する際にぜひ引用ください。
Prospect of Manufacturing and Design Based on Physiological Polymorphism: Masashi Nakamura, Teruhiko Fuwa, Kaoru Inoue, Fusako Iwasaki, Susumu Kudo, Hideki Sako, Masahiko Sato and Yoshihiro Shimomura, Journal of PHYSIOLOGICAL ANTHROPOLOGY, Vol.26, No.4, pp.507-511 (2007)
【ものづくり研究部会2012年度研究会その2】 | |
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テーマ |
健康増進を促すオフィスづくりの試み |
日時 | 2013年1月29日(火)15:30~17:30 |
場所 | ITOKI Tokyo Innovation Center SYNQA |
内容 | 髙原良(株式会社イトーキ) 生理人類学会では、現代テクノロジーが生んだ労働形態によるテクノストレスにどのように対処すべきかを常に探究しています。本研究会では、生活習慣病対策をはじめ健康増進に配慮した新しいオフィスづくりの考え方を紹介します。併せて2012年11月に開設されたITOKI Tokyo Innovation Center SYNQAのオフィス見学会も実施します。 |
参加方法 |
参加登録として事前にこちら(ものづくり研究部会下村・髙原)まで、ご氏名とご所属をお知らせください。見学会の内容の都合上、同業他社様からの参加はお控えくださいますよう、お願い致します。参加希望者が多数の場合は、日本生理人類学会会員優先とさせていただきます。 |
【ものづくり研究部会2012年度研究会その1】 | |
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テーマ |
「Ud&Ecoスタイルコンセプトを実現する研究開発」 |
日時 | 2012年8月24日(金)13:00~14:00 |
場所 | 関西セミナーハウス(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23) |
参加方法 | 当日は学生、企業人、大学関係者など様々な皆様のお越しをお待ちしております。どうぞ飛び入りでご参加ください。なお部会のみの参加はできませんので、夏期セミナーへの参加登録をお願い致します。 |
過去の活動
【2009年度研究会】
テーマ:人間の特性に基づいた車いす作り(2)~実践と研究の統合~
日時:2009年3月17日(土)
場所:北海道大学保健科学研究院科学研究院 3-2教室
【2005年度研究会-2】
テーマ:人間中心設計のモノづくりプロセスにおける生理人類学の応用
日時:2005年12月12日(月)
場所:千葉大学工学系総合研究棟
内容:易 強(いい つよし)先生
(静岡県静岡工業技術センター プロジェクト研究部)
筋電図、脳波、3次元動作計測、ヒューマン・シミュレーション・ソフトウエア、ユーザビリティテストなどの計測・評価技術を用いての設計開発事例を紹介しながら、人間中心設計のモノづくりプロセスにおける生理人類学の応用方法を紹介。
【2005年度研究会-1】
テーマ:人間の特性に基づいた車いすづくり
日時:2005年2月21日(月)
場所:北海道大学医学部保健学科
内容:(1)生理人類学にもとづいた車いすづくりの背景
北海道大学医学部保健学科 井上 馨
(2)脳性麻痺者における車いす使用の問題点
北海道大学医学部保健学科 八田達夫
(3)車いす開発の視点?アクティブ・バランス・シーティング?
北海道立心身障害総合相談所 西村重男
(5)人間の特性に基づいた車いすづくりの方略
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