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日本生理人類学会
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会長挨拶

2015年度のご挨拶

日本生理人類学会会長 勝浦哲夫

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本年も会員皆様にとって良い年になりますことを心より願っています。本年も宜しくお願い申し上げます。
さて、昨年は6月21-22日に九州大学大橋キャンパスで綿貫茂喜大会長の下に第70回大会が開催されました。大橋キャンパスで本大会が開催されましたのは今回で4回目となり、生理人類学研究の中心の一つであることをこの数字は物語っております。大会では板橋義三先生(九州大学)による特別講演「日本語の源流と形成」があり、日本人の起源に関わる文化的側面からの大変興味深いお話を伺うことができました。この他、シンポジウムI「“集団”を科学する〜若手研究者が考える未来〜」(司会:太田博樹先生)では、霊長類学、社会心理学、人類遺伝学、生理人類学の新進気鋭の研究者より、それぞれの立場から生理人類学的研究にとって重要なテーマである集団の捉え方、研究手法などについてお話戴きました。今後の研究交流の発展を予期させる意義深いシンポジウムでした。また、シンポジウムII「生体機能のバリエーション」(司会:樋口重和先生、前田享史先生)では、ヒトの様々な形質に関する変異についてその分野の第一人者の先生よりお話を戴きました。変異も生理人類学にとって非常に重要なテーマであり、熱い討論が交わされました。この他、本大会ではポスター発表、一般講演を合わせて67演題もの発表があり、研究交流の場として盛況里に開催されました。また、懇親会はさすが綿貫大会長と言わしめる大変豪華なものでした。綿貫大会長始め、村木副大会長、小崎事務局長、実行委員の先生方に改めて感謝申し上げます。
また、11月1-2日には、神戸大学六甲台キャンパスで中村晴信大会長の下に第71回大会が開催されました。神戸市での大会は今回で3回目ですが、神戸大学での開催は初めてでした。六甲山の中腹に位置する会場から眼下に見える神戸の街並み、港、海の景色は大変素晴らしいものでした。佐藤宏明先生(浜松医科大学)による特別講演「アフリカ熱帯雨林における狩猟採集生活の人類学的検討—狩猟採集民バカの実験的狩猟採集活動の観察から—」は「Wild Yam Question仮説」を検証するために実験的に狩猟採集生活を行ってもらうという大変興味深いものでした。佐藤先生には懇親会、二次会にまでご参加戴き、親しくお話しできましたことは望外の喜びでした。シンポジウム「発育発達のフィールドワーク」(座長:甲田勝康先生)では、発育・発達に関する疫学的研究について、発達と疾病発症の関係、80年間に及ぶ小中学校学童の身体測定、乳幼児期から思春期までの生活習慣・体力・身体組成の関連などの貴重なデータに基づくお話を伺うことができました。この他、54題のポスター発表、一般口演があり、本学会ならではの活発な質疑が行われました。懇親会も第70回大会に劣らず大変豪勢なもので、神戸牛などの神戸ならでは美酒美食を味わうことが出来ました。懇親会場には三宮のワインバーのソムリエ熊崎さんにお越し戴き、美味しいワインを戴けたのも中村大会長の交流の広さを物語るものでした。中村大会長始め、小崎副会長、小原事務局長、実行委員の先生方に改めて感謝申し上げます。
第71回大会前の9月4-5日には中村晴信先生他のお世話で恒例になりました第3回夏期セミナーが京都で開催されました。例年通り多数の学生が参加し、若手研究者の交流の場として有意義なものとなりました。
昨年は、この他、5月15-18日には国際人類学民族科学連合中間会議(千葉市)での生理人類学パネル「Environment and adaptation in human evolution」(議長:樋口重和先生、太田博樹先生)、人類学関連学会協議会合同シンポジウム「ヒトがヒトであるゆえん―学習能力の進化をめぐって」(日本生理人類学会シンポジスト:樋口重和先生)がありました。さらに、5月21-24日には韓国チェジュ島で第1回アジア人間工学デザイン会議(ACED2014)が開催され、日本生理人類学会招待セッションI〜IVで日韓の研究者による20題の口演発表がありました。この招待セッションの開催については、韓国Hanbat大学校の閔丙賛教授に大変お世話になりました。改めて御礼申し上げます。
8月25-29日にはモスクワで第19回ヨーロッパ人類学会議(EAA)が開催され、生理人類学のセッションには本学会からも安河内副会長始め6名が参加し、国際的な研究交流が図られました。さらに、10月9-11日には中国合肥市で中国照明学会—光生物・光化学応用研究会が開催され、本学会から4名が口演発表を行い、中国の光生物学研究者との交流を深めることができました。
英文誌JPAのインパクトファクターも一昨年の0.63から1.16に向上し、海外からの投稿も急増するなど、本学会の国際的な研究交流が盛んになった1年でした。 
さて、本年初頭には待望の本学会編「人間科学の百科事典」(丸善出版)が刊行されているものと思います。3月14-16日には古賀俊策先生のお世話で本学会主催の「ヒトの環境適応と全身的協関に関する国際シンポジウム」が神戸大学で開催されます。9つのセッションには国内外の多数の招聘研究者が参加され、更なる国際的な研究交流が図られるものと期待しています。5月30-31日には山内太郎大会長の下に第72回大会が北海道大学で開催されます。北海道大学での開催は5回目となりますが、今回も多くの参加があるものと期待しております。また、10月27-30日には千葉市で第12回国際生理人類学会議(ICPA2015)が開催されます。脳科学・神経美学で世界的に著名なセミール・ゼキ先生の特別講演を始め、歴代IAPA会長による記念シンポジウム、9つのセッション、ポスター発表などが予定されています。会員皆様多数のご参加をお待ちしております。
本年も皆様の研究活動のお役に立てるように学会運営をしていきたいと考えております。会員皆様のご協力、ご支援を宜しくお願い申し上げます。

2015年1月

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