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日本生理人類学会
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日本生理人類学会「倫理原則」

2009年9月25日理事会承認

日本生理人類学会として、ヒトの「生理的多型性」、「環境適応能」、「全身的協関」、「機能的潜在性」、「テクノアダプタビリティ」をキーワードとして幅広い分野と多岐に亘る研究により、健康問題、生活環境問題、生活の質の向上に関する問題など様々な分野に関して大きな社会貢献をしてきた。そして多くの生理人類学を研究する者は、その時代に即した研究方法を用いて、対象となる人達の人権に対して、十分なる配慮を踏まえて研究を行ってきた。

ヒトを対象とした生理人類学分野の研究を今後ともさらに発展させ、社会貢献に導くためには、ヘルシンキ宣言に準拠し、改めて対象者の人権の保護、研究における十分なる倫理面に関する配慮の必要性を推奨されねばならない。なお、研究を行うには、プライバシーの保護をも含めたデータおよびその処理の扱い方などが、十分な配慮の下で行われるよう指摘する必要があろう。

昨今の情報管理に関する社会的問題、プライバシーに関する社会的意識向上の動向、測定機器等の簡便化と高性能化に伴った研究者のモラルの変容などに鑑み、日本生理人類学会として生理人類学関連分野研究に関する「倫理原則」を提示する事は、今後の生理人類学研究を円滑に遂行するために必要な事と判断した。

従って、日本生理人類学会会員は生理人類学分野の研究を遂行するにあたり、以下に示す項目に関し、遵守する事を確認するものとする。

1.「真理の探究」を目的とした研究であること。

生理人類学研究は他の学術研究と同様、「真理の探究」を目的としたものである。また、生理人類学研究は人類の「健康の保持・増進と質の向上」、「生活環境の改善」などに資するべきである。

2.「研究対象者の人権」を尊重した研究であること。

生理人類学研究の対象がヒトの場合、対象者個々の「人権」と「立場」を尊重した研究を行う必要がある。そのためには、(1)可能な限り対象者などからインフォームドコンセントを得ること、(2)個人情報の管理と保護には万全の方策を講じること、などが必要である。 そのためには、インフォームドコンセントおよび研究対象者の権利に関した内容を、十分に理解をすることも必要であろう。

3.「最も適切な方法」を用いた研究であること。

「真理の探究」を目的とした生理人類学的研究を行うに当たり、各種の方法から「目的達成のため」の最も相応しい方法を吟味し選択し、その結果の重要性を比較検討し、客観性および妥当性のあるものとするべきである。 当然の事ながら、研究対象者の健康を損なうことがない様に、十分な安全性を配慮した方法が講じられるべきである。

4.「社会規範に即した」研究であること。

「研究者」であると同時に「社会人」として、社会規範である法律を遵守する研究を行はなければならない。

5.「社会に開かれた」研究であること。

以上の観点が十分に考慮されて実施された研究であるか否かを、社会的に評価を受ける必要があろう。そのための方法として、研究内容や結果を公表することにより、社会的評価を受けるような責任ある体制を取る必要があろう。

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 関連リンク
厚生労働科学研究に関する指針
文部科学省生命倫理・安全に対する取組