ものづくり研究部会

部会長からのメッセージ

2012年夏期セミナーでの部会紹介スライドを掲載しました(こちら)。
生理人類学的なものづくりについて一緒にディスカッションしませんか?

 

設立趣旨

2005年1月、「ものづくり研究部会」が発足しました。「ものづくり」はインダストリアルデザインだけに限らず、クラフト、被服、医療器具など、人間生活に関係する「もの」を設計、製作、評価することを意味します。本研究部会ではこの「ものづくり」を生理人類学的視点と手法を用いて、人間の生物学的特性を基盤として再構築することにより、真に人間中心のものづくりをめざします。 生理的多型性は酸素摂取量などの一般的な生理機能だけでなく、心理反応や日常動作など、ものづくりに関係する様々な場面でみられることが予想されます。ものづくりをする場合、まず各種の生理的多型性を明らかにして、それを基盤に設計や評価をすることが効果的であると考えられます。近年、ユニバーサルデザインの重要性が認識され、みんなが使える「ものづくり」が推進されています。しかし、一般に「みんな」という集団は大きな多様性を持っています。場合によっては、個人の違いが大きいので、オーダーメイドのものづくりが推奨されることがあります。オーダーメイドは個人にとっては良い結果をもたらすかもしれませんが、コスト、人材、評価法の問題があり、万人に適用することは困難と考えられます。生理的多型性に基づくものづくりは、全体ではなく、また個人でもない、機能的小集団を対象とするので、少数の種類の「もの」を提供することにより、全体をカバーすることができます。このことにより、万人の幸福に寄与する本来の意味でのユニバーサルデザインの実現が期待できます。

活動内容

三位一体のものづくり
ものづくりは、使用者、製作者、研究・開発者の三者が連携して行う三位一体のアプローチが理想です。生理人類学会の会員にはこの三者が所属しており、常に多面的なディスカッションが行われています。

 

生理人類学的なものづくり
つくられたものは実際に使用して評価をされなければなりません。さらにそれ以前に、何を作るべきか、どのように作るべきか、といったまだ存在しないものを作る際の拠り所が必要です。生理指標、心理指標、行動視標などの生理人類学における様々なヒトの測定方法とその解釈に基づき、ヒトを多面的かつ客観的に評価しながらものを発想し、作ること、それが理想です。

 

私たちの考え
研究部会としてのものづくりの考え方は、下記論文にまとめられています。新しい製品や環境を発想あるいは発表する際にぜひ引用ください。
Prospect of Manufacturing and Design Based on Physiological Polymorphism: Masashi Nakamura, Teruhiko Fuwa, Kaoru Inoue, Fusako Iwasaki, Susumu Kudo, Hideki Sako, Masahiko Sato and Yoshihiro Shimomura, Journal of PHYSIOLOGICAL ANTHROPOLOGY, Vol.26, No.4, pp.507-511  (2007)

 

【ものづくり研究部会2012年度研究会その2】
テーマ 

健康増進を促すオフィスづくりの試み

日時 2013年1月29日(火)15:30~17:30
場所 ITOKI Tokyo Innovation Center SYNQA
内容 髙原良(株式会社イトーキ)
生理人類学会では、現代テクノロジーが生んだ労働形態によるテクノストレスにどのように対処すべきかを常に探究しています。本研究会では、生活習慣病対策をはじめ健康増進に配慮した新しいオフィスづくりの考え方を紹介します。併せて2012年11月に開設されたITOKI Tokyo Innovation Center SYNQAのオフィス見学会も実施します。
参加方法

参加登録として事前にこちら(ものづくり研究部会下村・髙原)まで、ご氏名とご所属をお知らせください。見学会の内容の都合上、同業他社様からの参加はお控えくださいますよう、お願い致します。参加希望者が多数の場合は、日本生理人類学会会員優先とさせていただきます。

 

【ものづくり研究部会2012年度研究会その1】
テーマ 

「Ud&Ecoスタイルコンセプトを実現する研究開発」
髙原良(株式会社イトーキ)
(2012年度日本生理人類学会夏期セミナー内で開催)

日時 2012年8月24日(金)13:00~14:00
場所 関西セミナーハウス(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加方法 当日は学生、企業人、大学関係者など様々な皆様のお越しをお待ちしております。どうぞ飛び入りでご参加ください。なお部会のみの参加はできませんので、夏期セミナーへの参加登録をお願い致します。

 

過去の活動

 【2009年度研究会】
テーマ:人間の特性に基づいた車いす作り(2)~実践と研究の統合~
日時:2009年3月17日(土)
場所:北海道大学保健科学研究院科学研究院 3-2教室

 

 【2005年度研究会-2】
テーマ:人間中心設計のモノづくりプロセスにおける生理人類学の応用
日時:2005年12月12日(月)
場所:千葉大学工学系総合研究棟

内容:易 強(いい つよし)先生
静岡県静岡工業技術センター プロジェクト研究部)
筋電図、脳波、3次元動作計測、ヒューマン・シミュレーション・ソフトウエア、ユーザビリティテストなどの計測・評価技術を用いての設計開発事例を紹介しながら、人間中心設計のモノづくりプロセスにおける生理人類学の応用方法を紹介。

 

 

【2005年度研究会-1】
テーマ:人間の特性に基づいた車いすづくり
日時:2005年2月21日(月)
場所:北海道大学医学部保健学科

内容:(1)生理人類学にもとづいた車いすづくりの背景
北海道大学医学部保健学科 井上 馨
(2)脳性麻痺者における車いす使用の問題点
北海道大学医学部保健学科 八田達夫
(3)車いす開発の視点?アクティブ・バランス・シーティング?
北海道立心身障害総合相談所 西村重男
(5)人間の特性に基づいた車いすづくりの方略
フリーディスカッション
  

 

事務局

代表:下村義弘(千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻)
住所:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
電話・FAX:043-290-3087
E-mail:shimomura@@faculty.chiba-u.jp

 

代表幹事:髙原 良(株式会社イトーキ ソリューション開発統括部 Ecoソリューション企画推進部 Ud&Eco研究開発室 )
〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー
電話:03-6228-6375
E-mail:takahara8969@@itoki.jp

 

幹事:井上 馨(北海道大学大学院保健科学研究院生活機能学分野)
住所:〒060-0812 札幌市北区北12条西5丁目
電話:011-706-3330
ファックス:011-706-4916
E-mail:kaoru@@hs.hokudai.ac.jp

 

幹事:迫 秀樹(静岡文化芸術大学デザイン学部生産造形学科)
 住所:〒430-8533 浜松市野口町1794-1
電話・FAX:053-457-6196
E-mail:sako@@suac.ac.jp

 

(メールアドレスは@を一つにして下さい)

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