高齢者居住研究部会

設立趣旨

近年郊外を中心に外出時に自動車やバスに頼る傾向があり、とりわけ高齢者の場合、徒歩による生活空間(Walkable Neighborhoods)が狭小化し、外出する頻度や時間といった身体活動「量」の低下のみならず、近隣とのふれ合いが減少し社会活動が希薄化し、活動内容の「質」の低下をも招きかねない。その結果、フレイル(Frail)状態となり要介護状態を招く危険性がある。さらに日頃から近隣同士の互助・共助が上手く機能していないと、震災など緊急時の避難活動にも甚大な影響を受け被害が拡大することが報告されている。そこで本研究部会では、加速度を用い身体活動の強度や時間など活動「量」の計測を中心に、ライフスタイルといった活動内容など「質」にも踏み込んだ調査・研究を行う。こうした活動の「量」と「質」の両面から身体活動を評価し、地域在住高齢者の健康づくりに寄与する指標づくりを目指す。

 

活動内容

年1~2回程度の研究会・シンポジウムなどを開催するとともに、日本生理人類学会誌での研究部会特集・それを発展させた出版物の発行を行う。

 

活動記録

第1回シンポジウム/2000.11.11
長寿社会総合科学セミナー
「高齢者のための居住環境と介護システム」ロメディ・パッシーニ教授(モントリオール大学)他

第1回研究会/2001.12.21
 「高齢者居住研究について」宮野道雄(大阪市大)・森一彦(大阪市大)
 「加齢に伴う身体機能の変化と高齢社会のモノづくり」岡田明(大阪市大)

第2回研究会/2002.02.22
 「加齢による姿勢変化と姿勢制御」高井逸史(寺田万寿病院)
 「痴呆症高齢者の空間認知力とその評価法」森一彦(大阪市大)

第3回研究会/2002.04.26
 「工業化住宅における長寿社会対応技術の開発」後藤義明(積水ハウス)

第4回研究会/2002.05.29
 「携帯情報端末利用による糖尿病の食事指導について」松下電工

第5回研究会/2002.06.28
 「日常災害と高齢者の居住環境について」延原理恵(梅花短期大学家政科)
 「高齢者の障害に対応した居住空間の改造のあり方に関する考察」金井謙介(兵庫
県福祉のまちづくりセンター)

第6回研究会/2002.09.02
 「有料老人ホームサンセール香里園の高齢者介護」松下電器
 「有料老人ホームナイスケア大和田の高齢者介護」松下電工

第7回研究会/2002.10.29
 「介護医療建築空間の照明」松下電工
 「色温度と高齢者介護」土井正(大阪市大)
 「見守りネットの研究開発」松下電工

第8回研究会/2002.12.20
 高齢者居住研究の目指すもの 宮野道雄(大阪市大)
 高齢者の食を若年、壮年者の食と比較したら 曾根良昭(大阪市大)

第9回研究会/2003.1.17
 インテリアイメージの世代間比較 北本裕之(美作女子大学)
 重度要介護高齢者の睡眠-覚醒リズムと居住環境の関わりについて 山口健太郎
(京都大)

第10回研究会/2003.2.21
 リハビリテーションと環境適応 高井逸史(寺田万寿病院)
 大阪市の住宅改造助成制度を利用した高齢者の特徴と改造の実態 金井謙介(兵庫
県福祉のまちづくりセンター)

第11回研究会/2014.1.29
在宅医療と情報通信網 池淵充彦(大阪市立大学附属病院)

 

活動・研究会計画(年2回程度)
2015年9月予定

居住区域の違いによる身体活動について-泉北ニュータウンと住吉区の比較(仮題)

場所:大阪市立大学 講演者:杉山正晃 

2017年1月予定 

フレイル(Frail)の定義

場所未定:講演者: 高井逸史 

 

 

 

 

●特集号発行
第1回高齢者居住研究部会特集(vol6, No.2, 2001)
第2回高齢者居住研究部会特集(vol7, No.2, 2002)

事務局

部会長 :高井 逸史
〒533-8533 大阪市東淀川区大隅2-2-8
大阪経済大学人間科学部 教授
TEL:06-6328-2431(代表)
FAX:06-6370-7847
E-mail: takai@@osaka-ue.ac.jp

幹事  :生田 英輔
〒228-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学大学院生活科学研究科 講師
TEL&FAX: 06-6605-2832
E-mail: ikuta@@life.osaka-cu.ac.jp

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